第37話 雷が落ちた塔
2013年4月 アシュフォード城
エドワードが英国へ戻った時。
空にはまだ焦げた匂いが残っていた。
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アシュフォード城。
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最古の塔。
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西塔。
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建設。
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1124年。
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アシュフォード家とほぼ同じ年齢。
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九百年近く立ち続けた石塔だった。
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その塔の上部が。
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雷によって破壊されていた。
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石材。
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梁。
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屋根。
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一部が崩落していた。
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幸い。
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死傷者はいない。
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しかし。
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文化財としては大事件だった。
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エドワードは瓦礫を見上げた。
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「派手にやったな。」
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ハロルドが答える。
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「雷は税務署と違って予告しません。」
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「どちらも嫌いだ。」
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修復技師。
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建築士。
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文化財保護局。
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保険会社。
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全員集合していた。
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見積り。
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第一案。
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120万ポンド。
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約1億8,000万円。
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第二案。
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180万ポンド。
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約2億7,000万円。
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第三案。
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240万ポンド。
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約3億6,000万円。
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エドワードは頭を抱えた。
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アカデミー賞。
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レッドカーペット。
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世界的成功。
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帰ってきたら。
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修理代3億円。
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人生とはそういうものだった。
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その時。
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修復主任の老人がやって来た。
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「旦那様。」
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「何だ。」
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「見ていただきたいものがあります。」
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地下。
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塔の基礎部分。
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崩落した壁の奥。
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通常は見えない空間。
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そこに。
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小さな石箱があった。
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誰も知らない。
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図面にもない。
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秘密の空洞。
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エドワードは息を呑んだ。
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石箱。
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大きさは靴箱程度。
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封印は壊れている。
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おそらく。
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今回の落雷で開いた。
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中には。
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羊皮紙。
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そして。
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銀貨数枚。
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小さな木箱。
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修復主任が言った。
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「十二世紀のものかもしれません。」
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静寂。
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九百年。
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誰にも見つからなかった箱。
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その夜。
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大学研究者。
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歴史学者。
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保存専門家。
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全員が集まった。
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慎重に開封。
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羊皮紙は驚くほど状態が良かった。
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古ラテン語。
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中世英語。
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そして。
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署名。
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**Robert Ashford**
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初代当主。
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1124年。
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全員が息を呑む。
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九百年前の手紙だった。
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エドワードは静かに翻訳文を読む。
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内容は短かった。
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驚くほど短かった。
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そこには。
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こう書かれていた。
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> この土地は私のものではない。
>
> 私は一時的な管理人に過ぎない。
>
> 私の子も。
>
> 孫も。
>
> その先の者たちも同じである。
>
> 土地を守れ。
>
> 家を守れ。
>
> だが土地や家に支配されるな。
>
> 我らは所有者ではなく、
>
> 次の世代への橋である。
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部屋が静まり返った。
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誰も話せない。
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エドワードも。
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ヘンリーも。
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エリザベスも。
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ただ紙を見ていた。
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九百年前。
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スイスの銀行家。
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ジョナサン。
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王室顧問。
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皆が言っていた。
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管理人。
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橋。
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継承。
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そして。
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その考えは。
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すでに初代当主が書いていた。
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ヘンリーが小声で言った。
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「父さん。」
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「何だ。」
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「憲章。」
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エドワードは頷く。
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アシュフォード憲章。
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昨年作った。
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その核心部分。
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ほとんど同じだった。
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偶然ではない。
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九百年間。
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言葉は変わった。
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時代も変わった。
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だが。
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考え方は残っていた。
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その夜。
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家族会議。
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暖炉の前。
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全員が集まる。
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テーブル中央。
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初代当主の手紙。
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ヘンリーが言う。
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「動画で公開する?」
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全員が笑った。
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しかし。
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エドワードは少し考えた。
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そして。
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「公開しよう。」
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「本当に?」
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「これは。」
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彼は羊皮紙を見る。
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「私たちだけのものじゃない。」
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翌週。
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動画公開。
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タイトル。
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**『九百年前の手紙が見つかりました』**
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公開二十四時間。
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再生回数。
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2,700万回。
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一週間。
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7,800万回。
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登録者数。
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1,350万人。
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世界中から反響。
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歴史家。
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大学。
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王室基金。
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メディア。
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そして。
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一般の人々。
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コメント欄。
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> 私も祖父の言葉を思い出した
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> 家族経営を続ける理由が分かった
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> これは土地の話ではなく人生の話だ
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世界中が共感していた。
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その時。
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サラが慌てて入ってきた。
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「旦那様。」
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「何だ。」
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「大変です。」
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嫌な予感。
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「今度は何だ。」
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サラは新聞を差し出した。
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一面。
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見出し。
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**『アシュフォード家、現代英国で最も影響力のある家族に選出』**
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エドワードは目を閉じた。
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九百年間。
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目立たないように生きてきた。
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それなのに。
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なぜか。
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世界が放っておいてくれない。
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しかし。
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初代当主の手紙は続いていた。
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羊皮紙の裏面。
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まだ解読されていない部分。
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研究者が言う。
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「こちらが本題かもしれません。」
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部屋が静まる。
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どうやら。
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九百年前の物語は。
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まだ終わっていなかった。
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## アシュフォード家 月次経営報告(2013年3月)
### 不動産部門
住宅家賃収入
71,000ポンド
(約1,065万円)
商店家賃収入
58,000ポンド
(約870万円)
オフィス賃料
33,500ポンド
(約500万円)
合計
162,500ポンド
(約2,435万円)
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### 農業部門
穀物販売
115,000ポンド
(約1,725万円)
羊関連
34,000ポンド
(約510万円)
合計
149,000ポンド
(約2,235万円)
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### 観光部門
観光収入
130,000ポンド
(約1,950万円)
売店・カフェ
55,000ポンド
(約825万円)
合計
185,000ポンド
(約2,775万円)
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### 投資部門
株式利益
110,000ポンド
(約1,650万円)
配当
12,000ポンド
(約180万円)
FX利益
88,000ポンド
(約1,320万円)
合計
210,000ポンド
(約3,150万円)
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### メディア部門
広告・スポンサー収入
2,800,000ポンド
(約4億2,000万円)
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### 国家プロジェクト関連収入
月額換算
29万ポンド
(約4,350万円)
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### 総収入
3,796,500ポンド
(約5億6,947万円)
### 総支出
620,000ポンド
(約9,300万円)
### 月間利益
3,176,500ポンド
(約4億7,647万円)
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## 2013年4月のイギリスニュース
* 英国文化財保護への関心が高まる。
* 歴史的建造物の修復事業が活発化。
* 動画配信市場がさらに成長。
* 相続税改革議論が再燃。
* 英国政府はインフラ整備を継続。
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## 2013年4月の世界の主な出来事
* 世界の歴史文化コンテンツ市場が拡大。
* 長寿企業・長寿家系研究が注目される。
* 金価格は1オンス1,450ドル前後へ急落。
* SNSの世界的利用者数が急増。
* ファミリーオフィス業界が拡大。
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## 市場データ
GBP/JPY:約153円
GBP/USD:約1.53ドル
FTSE100:約6,450
金価格:1オンス 約1,450ドル
英国政策金利:0.5%
### アシュフォード・ファミリーオフィス運用成績
2013年年初来
**+18.6%**
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