目覚めるとそこは孤島の廃虚。ブラウン管に映るのは恐怖のバラエティ番組…。
カドコミ漫画原作コンテスト【ナツガタリ'26】応募作品となります。
さて、その形式がいわゆる「脚本」という形であり、かなり敷居が高いと予測されるコンテストですが、すごく盛況です。
マンガ原作の脚本、どう書いたらいいか非常に応募者を悩ます所ですが、語弊を含みますが私になりに簡潔にその手法を言いますと、
①最初は下手で良いので簡単なネームを書く。
②ネームから「セリフ」と「場面」をブラッシュアップ。
③後はストーリーに沿って、それぞれを箇条書きする。
④作画を考えて「心情」を足せば完成。
つまりマンガ原作とはマンガになった場合を意識して、「終りから考える方が手っ取り早い」という事。
小説しか書いた事のない方は「小説スタイル」になりがちですが、マンガとは「セリフ」と「場面」で語る文化です。いわゆる地の文が巧妙な小説的なポイントは、却ってマイナスです。
「セリフで物語を回し、場面で語る」これがマンガ原作のポイント。
これはストーリーとしての構成がしっかり出来る事が前提です。小説を書く場合のプロットを作れる方なら充分でしょう。
さて、少し前置きが長くなりましたが本作です。
正直、圧倒されます((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
設定、ストーリー、世界観、もう抜群。
キャラの存在感もまたすごい。
これ、マンガになったらとんでもないですよ。
というか、マンガを飛び越えて映像化しそうです。
私は一気に読まされて、さらに予測を越えて来ました。
素晴らしいです。
脚本スタイルに徹してなく、あえて「読ませる」書き方(遊び心あり)を意図しているかと思いますが、それでも十二分な完成度を誇ります。
お勧め致します。
ヤバいですぜ、だんな(皆様)(笑)。
皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)
【レビューコンテスト応募】
目が覚めると、そこは…廃屋の中。
全てが死に絶えた様に灰色に塗り潰された
孤島の中の、唯一の 気配 は
ノイズの走るブラウン管の中に。
哄笑、不快な効果音、そして不気味な支配人と
ウサギの着ぐるみを着たアシスタントが
進行する、業火の中の悍ましい
バラエティ・ショー が幕を開ける。
突然 デスゲーム の渦中に放り込まれた
見ず知らずの男女五人が、其々に課せられた
謎の お題 をクリアして生き残りを賭ける。
一、笑ってはいけない。
一、叫んではいけない。
一、泣いてはいけない。
ルールは、この三つ。
文字通り、生命を賭けた ゲーム に臨むのは
芸術家の清楚な少女、フリーターのイカつい
兄弟、中年のゴミ処理業者、地雷系看護師、
そして、ミステリー小説家の少年。
勝ち残るのは誰なのか。そして抑も
このデスゲームは何故、企画されたのか。
彼等の 業 とは一体何なのか…。
何一つ、明かされない。
今は、まだ。
途轍もなく巧緻な闇と予想だにしない
謎と絡繰とを孕みつつ。
───これは作家、深川我無が満を辞して
構築した漫画、若しくはゲームへの
プロットでありストーリーである。
勿論、フィクションであって欲しい。
そして、謎めいた ショー の顛末を
切に知りたいと望む。