白と黒では割り切れない現実の濁り具合が、じっとりとした質感で描かれていて引き込まれました。
正しい選択肢なんてどこにもない中で、少しずつ摩耗していく主人公の息遣いが痛々しいです。
理詰めで追い詰められた先にある、生々しい感情の軋みから目が離せませんでした。
読み終えた後も、胸の奥に冷たい鉛のようなものがずっと残り続けています。
もしお時間が許せば、私の作品のほうにも立ち寄っていただけると嬉しいです。感想やアドバイス、★や♥などいただけますと今後の執筆の大きな励みになりますので、どうぞよろしくお願いいたします。