「数の概念に疎い」「家族愛が希薄」「働くのが大嫌いで奴隷頼み」といった、オークという種族のズボラで強欲な生態がコミカルに描かれており、非常に引き込まれます。その一方で、人間の技術を真似た粗悪な火縄銃や、ドワーフが勝手に作ったトロッコなど、「模倣と略奪で成り立つ部族」のディテールが非常に緻密です。コメディタッチでありながら、ラストでカロッソたちが不穏な遺跡へ入っていくシーンでは、タイトル通り「悪魔」に遭遇するであろうホラー的な緊張感が綺麗に演出されています。