王族の血を引く二人の剣士が、記憶の曖昧さを抱えながらも「国と人々を守る」という純粋な使命感だけで異形の鬼に立ち向かう、非常にテンポが良く爽快な王道アクション作品です。最大の魅力は「刀の色彩描写」にあります。「瑠璃色と桃色」、そして「紫紺と金」という、対照的でありながら美しく調和する光の演出が、文章から鮮明な映像として脳裏に浮かんできました。