王子が消えたまま揺れる王国で、四人の孤児が突然「王子候補」として屋敷へ連れてこられる。
剣術、体術、礼儀作法――
一ヶ月で“王子になれ”という過酷な条件のもと、レヴィ、ゼイル、フィン、イリヤは互いに競い合いながらも、少しずつ「王になる意味」を考え始める。
しかし、彼らが踏み込んだのは単なる教育の場ではなく、王国の裏で蠢く陰謀と、三年前の王子失踪の謎が絡む危険な舞台だった。
屋敷で起こる不可解な出来事、貴族たちの思惑、そして“冠を継ぐ者”を巡る争いが少年たちを飲み込んでいく。
四人の絆と葛藤が交錯する中、最後に王冠へ手を伸ばすのは誰なのか――
王国の未来が動き出す緊迫の王道ファンタジー。