『わたし』の周りにいる前田に有田、里見にハナコ。女子高生5人の優しくて力強い、とても素敵な青春物語です。
この物語の何が一番素敵かって、この5人の中心にいるタロー君の存在感がほぼゼロ。虚無なんです。
まるで真空のタローに吸い寄せられるかのように、渦を巻きながら女子5人が次第に集まってきます。
この5人には駆け引きや計算、打算もある。だけど友情と信頼がベースにあってどっしりと構えているから、安心して読み進めました。
あ、あと主人公の脳内ツッコミの切れ味が抜群! 思わずクスリと笑っちゃいます。
このとんでもない良作、もっと多くの方に読んで頂きたいです!