織姫と彦星のように、離れ離れになってしまった、山羊のおりひメエと彦星メエ。
魅惑の香りに誘われながら、愛する夫に会うために健気に走り続けるおりひメエの姿が、前半はとにかく愛らしいです。(山羊たちの名前にも仕掛けが?!)
そんなほっこりする世界観に癒やされていると……中盤から物語の「見え方」がガラリと一変します!
張り巡らされたシュールな会話劇のテンポ感が抜群に心地よく、最初から最後までニヤニヤが止まりません!!
約1500字の中に、可愛さとキレッキレのユーモアが完璧に詰め込まれた、センスの塊のようなショートショートです。ぜひこの極上のギャップに溺れてみてください!