とにかく言語センスが抜群で、読んでいるとワクワクドキドキが止まらないのです。特に2首目は圧巻です。ドレミファソ貴方待ちすぎ壊れかけ宇宙千切れるペディキュアの歌音階から始まって、待つという古風な抒情性に浸ったかと思うと、宇宙の崩壊感覚へ飛び火して、最後は日常へ戻るのです。5首とも完成度が高く、読者のこころを揺さぶりやまない、明るさの中に少しだけ寂しさを感じる秀逸短歌集です。【レビューコンテスト応募】