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半径5キロ圏内の祈り

半径5キロ圏内の祈り

裏参道

おすすめレビュー

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★★★
★123
42人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 笹辺 護
    46件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    蛹から蝶が現れる瞬間を待つような。

    樹液のなかに柔らかく閉じ込められていく。
    閉塞、危機、諦観、ないまぜになった感情はやがて宝石になるのかもしれない。

    一縷の光をあげるなら、アゲハ蝶であろうと思う。
    芋虫から蛹になる日、アゲハの幼虫は育った枝を離れ旅に出る。そうして好みの場所に身を据えて、細胞を組み替え蝶になる。

    もし二十首連作を読む機会があるなら、どのような蝶が現れるのか私は楽しみに待ちたい。



    【レビューコンテスト応募】

    • 2026年7月24日 23:40
  • 案山子
    68件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    町内だけで完結する祈りごと

    まずタイトルで惹かれ、表題の一首に引き込まれました。
    幾多ある夏の季語の中で、アゲハ蝶だけが唯一自由とする理由が、縦軸があるからとのこと。時間を横軸に置いた時、縦軸は何をあらわすのでしょう。その自由さが、無軌道な蝶の羽ばたきのように思えます。

    • 2026年7月19日 16:58