過去のことがきっかけで剣道から離れていた結川。何気なく通りかかった道場で、白瀬と出会ったことから物語は動き出します。
この二人がとにかく性格も思想も正反対なんです。何かというと衝突したり逃げ出したり。それなのに、片方が距離を取ればもう片方が追いかけていく。そして、いつの間にか隣にいる。その距離感がとても微笑ましいです。
部活に打ち込む日々。剣道に対する思いや熱量の差に惑い、才能や技量の違いに思い悩む高校生の三年間を、作者様の緻密な描写力で丁寧に描ききってらっしゃいます。
今まさに青春を駆けている方にも、かつて青春を見送った方にも、お勧めしたい作品です。