性格も考え方も相反する二人が、剣道を通して少しずつ変わっていく姿に胸が熱くなりました。
最初は何かとぶつかってしまう二人ですが、剣道を通して相手と向き合う中で、少しずつお互いを認め合っていく過程が、とても丁寧に描かれています。
自分にはないものを持つ相手だからこそ、互いに影響を与え合い、いつしかかけがえのない存在になっていく二人。
そんな二人の関係がとても素敵で、物語が進むにつれて、もっと二人を見ていたいと思うようになりました。
剣道に詳しくなくても、二人の成長や熱い気持ちが伝わってきて、楽しく読むことができました。
読み終えたあとに「青春っていいなぁ」と思わせてくれる、素敵な作品です。
ぜひとも読んで頂きたい、おすすめの作品です。
過去のことがきっかけで剣道から離れていた結川。何気なく通りかかった道場で、白瀬と出会ったことから物語は動き出します。
この二人がとにかく性格も思想も正反対なんです。何かというと衝突したり逃げ出したり。それなのに、片方が距離を取ればもう片方が追いかけていく。そして、いつの間にか隣にいる。その距離感がとても微笑ましいです。
部活に打ち込む日々。剣道に対する思いや熱量の差に惑い、才能や技量の違いに思い悩む高校生の三年間を、作者様の緻密な描写力で丁寧に描ききってらっしゃいます。
今まさに青春を駆けている方にも、かつて青春を見送った方にも、お勧めしたい作品です。