ふとした恋の一場面をそっと見せてくれる。その先の想像は読み手に委ねる恋愛短編集です。
【あなたが描くその先の物語】
物語は大切なところで終わり「どうなったのかなあ」と想像させられます。
幸せな続きを思い浮かべるのか、それとも切ない未来を想像するのか。
作者様と読み手が合わさって、十人十色な物語として完成する仕掛けが素敵でした。
【短いからこそ残る余韻】
桜、花火、紅葉、雪、海――
各短編の情景と、そこで描かれる内容が馴染んでいて、詩を読んでいるようなやわらかい読後感があります。
【心に残ったもの】
続きを想像していると、自分の内にあるものとも自然と向き合っていく。
どの物語も足を止めて、ふと考えたくなる。
言葉にはできない、穏やかで、不思議と優しい感覚が心に残っています。
短い物語と共に、その先にある自分だけの結末を想像したい。そんな方にオススメしたい作品です。