毎朝「結婚して」と押しかけてくる澪と、迷惑そうにあしらう青葉。
澪の猫のような勢いと、青葉の乾いたやりとりの中の「結婚」という言葉に込められた理由が明かされた瞬間、これまでの彩度が変わって見えました。
ずっと約束を覚えていた澪と、忘れていた青葉。
それでも、思い出した青葉が初めて「澪」と名前を呼び、自分から抱きしめる場面には胸が熱くなりました。
これからは自分から隣にいたいと願い、二人の新しい約束を選び直す。
無理に恋愛へ着地させない、この二人にしかない関係がとても良かったです。
読み終えたあとの、
夕暮れの公園。
シロツメクサを踏んだ時の少し青い匂い。
こちらまで届くような、瑞々しく爽やかな余韻をぜひ貴方も味わいませんか?