第40話 第三者応答体への応援コメント
ここまで読みました。
言ってしまえば、当たり前の事ばかり。
記憶は記録ではない。
門は双方向通路でなくてはならない。
異世界に行く前に、まずは先方の了承を得なければならない。
そして先方には拒否権が有る。先方の合意無き世界間移動は認められない。
『相手の嫌がる事はするな』
正論。故に強い。それを守らなかったから、古代アストラ文明は滅びた。
作者からの返信
霧芽井さん、ありがとうございます!
この章で語られていることは、突き詰めれば当たり前のことばかりなんですよね。
だからこそ強い。
「記憶は記録ではない」
「門は双方向でなければならない」
「相手には拒否する権利がある」
本来なら世界間接続に限らず、人と人との関係でも同じはずなのに、古代アストラ文明は技術的に可能だったが故に、その前提を置き去りにしてしまった。
WORLD GATEは門を作る物語ですが、同時に「門を檻にしないための仕組み」を作る物語でもあります。
そして仰る通り、
『相手の嫌がる事はするな』
実はこれが、世界間呼び鈴プロトコルや観測者保護契約にまで繋がる、この作品の根幹思想だったりします。
引き続き、楽しんでいただければ嬉しいです!
編集済
第34話 水瀬葵の記録は、祈りではなく仕様書だったへの応援コメント
水瀬 葵の残したメッセージ。これは上手い。
下手に本当の事を書けば、それを不都合とする誰か。国、教会辺りに握り潰される。闇に葬られる。
だから、遠回しに書いた。表向きは、警告、祈り、嘆き。故に、240年の永きに渡り残った。誰もが、表向きの内容に騙された。
実態は、彼女自身の失敗を記し、同じ失敗をするなという、失敗報告レポート。
職人のドルガンさんはその本質を見抜いた。聖職者でも魔道士でもないが故に。
作者からの返信
ありがとうございます!
水瀬葵は本当のことをそのまま残せなかったので、「警告」や「祈り」に見える形で、かなり遠回しに記録を残しています。
表向きには聖女の嘆きや祈りに見えるけれど、実際には自分の失敗と、次に来る誰かへ向けた技術的な警告でもある、という位置づけです。
そしてドルガンが本質を見抜いたのも、聖職者や魔導士ではなく「構造を見る職人」だからですね。
信仰や伝承としてではなく、仕組みとして見たからこそ、「これは祈りではなく仕様書だ」と気づけたのだと思います。
編集済
第30話 世界の外側から来るものへの応援コメント
古代アストラ文明は、世界のルールに違反した。だから滅ぼされた。今回現れたのは、多元宇宙の監視者、上位存在。いわゆる神というところでしょうか。
問題を是正しなければ、今度は世界を初期化すると。しかし、執行猶予を与え、元凶を排除すれば見逃す辺りはまだ、温情が有るかなと。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
かなり核心に近い読み方です。
古代アストラ文明が「世界の外側」に触れた結果、何らかのルール違反を起こした、という構図は大きな軸になっています。
今回現れた存在も、単なる魔物や神託ではなく、もっと上位の監視者・管理者に近いものとして描いています。
ただ、「神」と呼んでいいのか、「管理者」と見るべきなのかは、この先さらに掘り下げていく予定です。
猶予がある点もおっしゃる通りで、完全な即時処分ではなく、まだ修正可能性を見ている存在なのかもしれません。
第29話 塔の中で、世界はまだ決めていないへの応援コメント
考えていた以上に危険な存在だった塔。
物理現象のみならず、全てが遅延、不安定。いわゆる『特異点』。まともに物理法則が働かない。
塔、傷、門、そのいずれでもあり、いずれでもない。不確定。シュレディンガーの猫……のようなものでしょうか?
これでは第3勇者だった、水瀬 葵が帰れなかったのも納得。危険極まりない。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
まさに「特異点」「シュレディンガーの猫」という捉え方がかなり近いです。
塔なのか、傷なのか、門なのか、観測する側の理解によって意味が揺れている場所として描いています。
物理法則だけでなく、音、影、名前、記録まで不安定になるので、水瀬葵が帰れなかった理由にもつながってきます。
「帰るための道」ではなく、下手をすると存在そのものがほどける場所ですね。
この塔の危険性は、今後のWORLD GATE理論にもかなり重要になっていきます!
編集済
第21話 名前は、存在を固定するへの応援コメント
量子力学的な話になってきました。
存在とは、誰かが認識することで初めて存在が確定する。
逆に言えば、認識されない存在は、存在自体が確定しない。存在するとも言えないし、しないとも言えない。極めて曖昧。
特にこの世界の場合、存在を認識、固定されないのは非常に不味いということかと、考えました。
作者からの返信
霧芽井さん、鋭い読みをありがとうございます。まさにそこを書きたかった話でした。
観測されて初めて確定する、認識されなければ存在自体が曖昧なまま——という理解、ど真ん中です。そしておっしゃる通り、この世界ではそれが「不味い」。固定してくれる誰かがいないと、存在そのものが危うくなる。だからこそ観測者が要る、という方向へ進んでいきます。
水瀬葵が「名前を呼んでくれる人を持たなかった」と残した意味も、ここに繋がってきます。楽しんでいただけたら嬉しいです。
第6話 火属性は存在しないと思いますへの応援コメント
ここまで読ませていただきました。
良いですね。自分好みの作品です。
なろう系定番の主人公最強、ハーレム、成り上がりはうんざりしているので。
魔法を単なる不思議なものではなく、理論的に解明しようとする。根っからの研究者。
だが、その一方で、危うくもある。研究が全て。そのためなら、周囲や自身すら顧みない。
……一つ間違えば、恐ろしい危険人物になる。
♡と星を付けていきます。今後も期待しています。
作者からの返信
霧芽井さん
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!
神崎悠真の「根っからの研究者」という部分を感じ取っていただけて、とても嬉しいです。
彼は勇者や英雄というより、まず世界の仕組みを知りたい人間なので、その好奇心の強さと危うさは今後も大事に描いていきたいと思っています。
おっしゃる通り、一歩間違えれば危険人物になりかねない主人公でもあります。
その危うさを周囲の人間との関わりの中でどう変化させていくかも、この物語の軸の一つにしていく予定です。
♡と星もありがとうございます。励みになります!
今後ともよろしくお願いします。
編集済
第75話 沈黙は同意ではないへの応援コメント
ここまで読ませていただきました。
……たちが悪い。助けを求める声。帰りたいという声。普通なら助けたい。帰らせてあげたいと思うのが人情。
しかし、それをしてはならない。すれば引き込まれる。
善人であれば、ある程、引っかかる罠。なろう系転生者みたいな、独善、自己中の権化なら大丈夫でしょうが。
何かと制限の多い、異世界への呼び鈴。しかし、そうでなくては危険極まりない。便利さと安全は反比例する。
事故は大抵、手抜きで起きる。実体験です。
作者からの返信
霧芽井さん
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。そして、作品の核心をこれほど正確に受け取っていただけて、書き手として本当に嬉しいです。
仰る通りで、善意ほど引き込まれやすい、というのは、優しい人ほど陥る罠だと思っています。
「便利さと安全は反比例する」「事故は大抵、手抜きで起きる」この二つ、まさにこの作品の裏テーマでもあります。実体験とのこと、その重みのある言葉として受け取りました。安全装置を「外せる場所」に置いた時点で、いつか外される。そういう怖さを、ずっと書いています。
これからも、便利さより安全を選ぶ主人公を書いていきます。よろしければ、引き続きお付き合いください。