タイトルの内容は本当にショックですよね。ここに書かれていることは、みなさんも一度は思ったことがあるのではないでしょうか? 一つずつ丁寧に分析してあります。一話が短いのでとても読みやすいです。
市場とweb小説の需要の違いを他の出版社の人も述べていました。
ハリーポッターの例は良い例だと思います。スポットライトを浴びてない作品こそ、売れる要素を持っています。でも根拠がないと手が出せない。賞金が低い理由もそこにあると思います。トータルで帳尻が合うのでしょう。
ただAIに選考させる提案は、AI小説に有利になのでやめたほうがいいです。多くの人がガチ利用を補助利用やタグなしにしています。
コンテストは、才能を選ぶ祭典であると同時に仕入れ市場でアリ、出版社から見れば巨大な仕入れ市場でもある。
出版社が原稿を一から探し、作家を育て、市場反応を推測するより、投稿サイト上で大量の作品を集め、PV、評価、コメント、読者選考などを観察した方が、初期の探索費用を抑えられる。
毎年コンテストを開けば、新しい作者が自分で原稿を持ってくる。
宣伝もして、レビューし、読者も連れてくる。出版社は、その中から市場性のありそうな作品を選べる。
これは極めて優秀な無料の案件発掘プラットフォームに見える。すすきのの無料案内所ばりに優秀である。
つまり、コンテストを初め、このカクヨムプラットフォーム本来の目的は、毎年受賞作を出すことではなく、長く売れ、別メディアへ広がり、作者と読者と出版社の三者へ利益を残す作品を生み出すことだったといえる。
コンテストを開き、毎年作品を集め、書籍化し、当たりをコミックやアニメへ送る。
このモデルは間違いではなくて、むしろ、あまりに合理的だったから巨大化した。
問題は、成功した仕組みが、自分の成功条件を壊すまで回転したこと。
畑が悪かったのではない。
同じ作物を、同じ方法で、同じ時期に、採りすぎた。
簡単に言えば、異世界ものの需要に対して、似た供給を出しすぎた。
『供給を増やせばメディアミックス候補も増える』という安直は考えが、宣伝、編集、制作、読者の時間という有限資源を雑に扱いすぎた。
手段が目的を食べてしまった。
毎年刈り取る出版社からなにに転生するのか。
時間をかけて作品を育て、売り続け、古い作家にも再び季節を与える出版社へ立ち返るのか。
公式レビュワの選ぶタイトルを見る限り、舵切りはしてなさそうだけど⋯(*´ω`*)
ということを代弁してくれているとても勉強になるエッセイ。