サキュバスといいつつ性要素は極めてライトで、そういうのが苦手で読まないのはもったいない!と思えるお話。コメディチックな要素は楽しくほっこりしますが、キャラ達の動機や意思はしっかり背景があって、世界観は裏で作り込まれている印象です。大人になるとなんかじっとりした話ばかり読みがちだったのですが、そもそも本が好きになったとき読んでいたのはこういう話だったなー、なんて思い出しました。哲学本に夢中になっちゃうとか、集中しすぎてご飯を忘れるとか、しっかりしてそうで抜けているところや、主人公の図太くもなんだかんだ付き合いはよく根が優しいんだろうなってところ、でもやっぱりずぶとくてこの図太さがあるからこそ適応できてるんだろうなってところが好感です。
出てくるキャラ達誰とでも友達になりたいな、と思えるような(ここまで読んだ時点です、この先嫌な悪役とかでてくるかもなので)楽しい小説でした。ありがとうございました。