初恋の死の未来を変えるため、庶子令嬢エカテリーナはただ救いたい一心で帝国へ向かいます。
しかし彼女を待っていたのは、危うい宮廷の思惑と、凍てつく美貌の皇太子、そして十四年ぶりに再会した初恋の公爵という二人の強烈な存在でした。
彼らの執愛は、エカテリーナの願いを思わぬ方向へ揺さぶり、自由を求める彼女の心を試していきます。
“救いたいだけだった”はずの旅が、初恋と新たな運命の狭間で揺れる選択の物語へ変わっていく展開はドラマ性が高く、彼女の芯の強さが際立ちます。
「私は自由を求める魂ですから」
その言葉が示す通り、誰にも奪わせない未来を掴もうとする令嬢の決意が胸に残る一作です。