第3話 夏時雨への応援コメント
今回は「夏時雨」という題名通り、雨と水辺の描写が作品全体を包んでいて、これまで以上に幻想的な雰囲気を感じました。
特に奏の視点になったことで、鳩を見る感覚が花蓮とはまた少し違っているのが面白かったです。鳩をただ観察するのではなく、その姿に人間の恋や生き方まで重ねてしまうところから、奏がかなり独特な感性を持っていることが伝わってきました。
一方で、どこまでが実際に起きていることで、どこからが奏の感覚や想像なのか分からなくなっていくところには、かなり不思議な怖さもありますね。鳩の言葉が聞こえたように感じたり、自然と人間との境界が少しずつ曖昧になったりしていくので、綺麗な雨の風景なのにどこか落ち着かない。そのアンバランスさが印象に残りました。
そして翌日の花蓮の「また一人、恋人が増えたね」という一言も気になります。冗談のようにも聞こえるのに、「表情は何となく歪んでいた」と続くことで、二人の関係に少しずつ別の感情が混ざってきたように感じました。
最後は雛の誕生と巣立ちへ戻っていくので、奇妙な出来事がありながらも、「生まれて、育って、いつか離れていく」というこの物語の根底にあるテーマが改めて見えた気がします。幻想的なのに少し不穏な余韻が残る一話でした。
作者からの返信
物語りの根底を感じて頂けてありがとうございます。
タイトル「夏時雨」は実際土手沿いに雨が降っていた事から付けたタイトルです。花蓮と違い奏は動物病院での経験が嵩じて動物の全体像を窺うように目を配らせます。
この3話では鳩が土手沿いで過ごしていた事を発見した奏が車から身を乗り出して裸になるシーンを起用しました。
どこか少女的で冒険的ではありますが、そこが彼女の観察の熱心さを表していましたが、花蓮はそういった奏の様子を見て浮気されたと感じたのでしょう。
第2話 地方公園の鳩よへの応援コメント
今回は、公園の鳩たちと花蓮の恋愛観が重なって描かれているところが印象的でした。
人間関係に少し疲れた花蓮が、休憩時間に公園へ来て鳩へパンをあげながら、自分の恋についてぼんやり考えている場面には独特の穏やかさがありますね。「人間よりも鳩のキミたちの方がいい」という言葉からも、鳩たちが花蓮にとって単なる動物ではなく、何も否定せず話を聞いてくれる存在になっていることが伝わってきました。
そこから怪我をした鳩を放っておけず、動物病院まで連れていく展開も良かったです。ポッポロと名前を付けたことをきっかけに、今度は春井奏との新しい縁が生まれるのが面白いですね。鳩を助けようとした行動が、そのまま花蓮自身の新しい出会いに繋がっているところに、この作品らしい「鳩と恋」の結びつきを感じました。
奏も、爽やかな雰囲気だけでなく「自由奔放で責任感が強い」という人物像が少し見えてきて、花蓮とこれからどんな距離感になっていくのか気になります。
最後の「そして、鳩は雛を産んだ。ありがとう――と、いって。」という締めも印象に残りました。前話から続いて、鳩の命や出会いが人間の恋をそっと動かしていくような、不思議な余韻のある一話でした。
作者からの返信
ありがとうございます。
2話では男勝りで女性らしい彼女の名前を考えていたところ花蓮という名を思い浮かべました。花蓮は他の女性との恋路の濃い人物であるため、空気を入れ替える為の方法として鳩の静けさに身を宿しました。
奏との出会いのきっかけとなった鳩の怪我。花蓮自身の思いやりのある行動面が功を成して恋を成就させたという繋がりを如何に持たせることを想い、このような形としました。恋を産む意味を感じて頂けて嬉しいです。
第1話 ~プロローグ~ 鳩の不思議な恋と出産への応援コメント
鳩の巣作りから始まって、卵を守り、雛が生まれるまでを「恋」や「愛」と重ねて描いているのが印象的でした。
特に、真が最初は少し離れたところから鳩を観察しているだけなのに、毎日その姿を見守るうちに、鳩の行動一つひとつへ意味を感じるようになっていく流れが良かったです。「雨風から守るその姿勢は恋よりも激しい愛」という部分には、この話の中心にあるものが表れているように感じました。名前も知らない鳩との短い時間だからこそ、雛が生まれた瞬間の喜びと、いつか旅立ってしまう寂しさが一緒に伝わってきます。
そして、その鳩との出会いが真自身の恋や、娘の雛人へと繋がっていく構成も面白かったです。最初は身近な場所で起きた小さな出来事だったものが、最後には「鳩の不思議な力」や雛人の運命的な出逢いへ広がっていくので、ここからどんな物語になっていくのか気になりました。
鳩が語った「あなたとの時間は幸せだったわ」という言葉も、不思議でありながら温かく、プロローグらしい余韻が残りました。
作者からの返信
素晴らしいコメントをありがとうございます。
初めて自宅の木に鳩の巣が出来ていた事に新鮮な喜びと驚きを感じていて、この話を作りました。
第一話となるプロローグでは鳩が飛んできて巣を作り、求愛行為をしたのちに卵を産んで孵った雛を育てる様子を人間に例えるとどうなるのか、という物語に転じさせました。そこで登場したのが真であり、娘の雛人を産んだという流れとしていますので、よかったら続きを読んで頂けると幸いです。
第41話 ~エピローグ~ 雛よ鳩となり旅立てへの応援コメント
完結おめでとうございます♪
想いが未来へと受け継がれています♪
素敵な物語をありがとうございます♪♪♪
作者からの返信
読了頂きありがとうございます。
それぞれの想いがいずれ受け継がれますように、と願いを込めて物語を描いていて良かったと思います。初めての恋愛作品で鳩と人間模様の形を取りましたが、楽しく執筆出来ました。
第20話 羽ばたけよへの応援コメント
生と死は表裏一体ですからね、進む過程で何かを犠牲にしなくてはならないと言うのも、世の中の摂理なんですよね。
作者からの返信
そうですね。世の中生きていれば出会いと別れはいずれやってくるので、これを機会に新たな道へ羽ばたけるでしょうし。
編集済
第41話 ~エピローグ~ 雛よ鳩となり旅立てへの応援コメント
完結おめでとう御座います。
と思ったのですが、してないのですかね?
一つだけ、いつものお礼を。
醒疹御六時先生には調子の悪い時にいつも助言いただきありがとうございます。
作者からの返信
気付かせて頂けてありがとうございます。
只今完結ボタンを押しました。
読了して頂きありがとうございます。
大した知識じゃありませんが体調の助言ができていれば幸いです。
第18話 雛の囲い 誕生への応援コメント
命への優しさと家族への深い愛がひしひしと伝わってきて胸が温かくなりました!
作者からの返信
ありがとうございます。
生命の営みといいますか、小さな雛さえも人間の手によって包まれる様子を描いてみました。同時に家族同士の愛情も大切にしたいな、と感じていますね。
第6話 鳩と蘇生秘術への応援コメント
雛人ちゃんの鳩と会話できる不思議な力!生まれ変わりとか?気になります!
作者からの返信
ありがとうございます。
生まれ変りかどうかはまだ言えませんが、この力によって雛を元気にすることが出来ました。
第1話 ~プロローグ~ 鳩の不思議な恋と出産への応援コメント
鳩の巣ですか。
サイズ的にそこそこ大きそうですねぇ。
我が家の庭には、昔、ヒヨドリが巣を作ってました。
作者からの返信
ヒヨドリの巣も見てみたいものです。
自宅の木の幹の隙間から巣が見えまして幸福の報せかと思っていましたが、鳩が巣を守っている様子が窺えました。
第15話 雛人と山菜への応援コメント
山菜いいですね。
私は蕨と行者ニンニクが好きです。
作者からの返信
蕨と行者ニンニクですか。それはいいですね。
このイベントは雛人の喜びを意識して作りましたが彼女も喜びそうです。
第1話 ~プロローグ~ 鳩の不思議な恋と出産への応援コメント
鳩苦手でして、でもなんだか、御作品の鳩さんは可愛らしく思います。
作者からの返信
もしや過去に何かあられた?
ともかく本作にお越し頂きありがとうございます。
可愛らしいなんて嬉しいです。
第2話 地方公園の鳩よへの応援コメント
主人公は女性ってことですか?女性同士の恋愛とは、現代ですねぇ
作者からの返信
主人公は女ですね。今や同性愛系も人気があるらしいですが、何処まで連載しようか考えています。
第1話 ~プロローグ~ 鳩の不思議な恋と出産への応援コメント
鳩では無いですが、ウチの周囲の倉庫に雀の巣が至る所にあったり、雑草の中に鴨の巣があるので、なんとなく情景が想像できます。
作者からの返信
なるほど。たぶんそれは幸運の巣です。
もしかすると、いい運勢に巡り逢えるかもしれません。
第1話 ~プロローグ~ 鳩の不思議な恋と出産への応援コメント
動物のお話大好きなので、またお邪魔いたしますね!
醒疹御六時様はとても素敵な感性をお持ちですね!(*^_^*)
作者からの返信
ありがとうございます。
鳩の様子がいじらしく、ついつい恋愛風にしちゃいました。
第41話 ~エピローグ~ 雛よ鳩となり旅立てへの応援コメント
10年の歳月を経て、それぞれの形で一生の愛やパートナーシップを築いていく雛人たちの姿がとても素敵でした。
お母さんたちの真実や鳩の導きという神秘的な世界観も含め、最後まで温かい余韻に浸れました。
素敵な作品を届けてくださり本当にありがとうございました!
作者からの返信
読了頂きありがとうございました。そして温かく感じられて嬉しく思います。
この10年間という時を重ねて周囲に支えられてゆく雛人たちの成長を描くことが出来ました。実母の真実並びに鳩の導きを得られつつも同性な愛を築くことで本当の意味での繋がりを描けたと思います。