獣人が入り乱れるネオ戦国時代を舞台に、心の悪意が生む"オニ"という災害と向き合う対特3課の奮闘を描く一作。涙もろく頼りない猫課長オダが、現場に立てば鋭いヒイラギを振るう凄腕に一変するギャップがまず痺れる。新人ミミヒデとの上司・部下の掛け合いは軽快なテンポで笑わせつつ、オニ憑きの男を追い詰める場面では不眠や鬱といった生々しい心の闇にも真摯に踏み込み、単純な鬼退治劇に終わらせない深みを感じさせる。
猿型のヒヒヨシや狸型の先輩など個性の強い面々も次々に加わり、会話劇の中で少しずつ世界観や設定が明かされていく構成も飽きさせない。ギャグとシリアスな社会風刺が絶妙に混ざり合い、続きが気になってくる作品
ネオ戦国時代ということで、いつか見てきた教科書の偉人に似た名前の獣人たちが繰り広げる未曽有の災害に対処する、部課…なのかな。
家にも帰れず洗う暇さえない草臥れた制服を着ているという様相は、支配権が人から獣人に変わろうとも、中間管理職の世知辛さと哀愁を感じさせます。
そんな不思議な世界で、課員たちとともに問題に立ち向かう様子が描かれています。
これを読み始めて一番最初に浮かんだ絵は、一言に書いた通りで、どうにも一生懸命で真面目なんだけど、俯瞰している側からはどこか抜けていて面白く映ってしまうような、そんな絵を思い浮かべました。