コミカルさと、切なさが両立した、良いお話です。
人間の複雑な、相反する思いを聞いていくうちにどちらがカナエで、どちらがカナタなのかがわからなくなってしまった。そんな切ない二柱の事情と、時々腹筋を狙ってくるコミカルな会話。
加えて、キャラクターの表現が良い。
ただ事実や思ったことを淡々と述べ、時々二柱らしく声を重ねるカナエカナタたちにはどこか神秘的な空気感を感じます。そしてそれがコミカルさと切なさが両立する世界にさらなる魅力を引き立てているのです。
気がつけば物語に惹き込まれ、すらすら読み進み、あっという間に読了していました。
お勧めです。