七十二候(しちじゅうにこう)。古代中国の、一年を季節で分割する方法で、『蛙始鳴』などの各章は七十二候の一つを引用しています。
主人公の結愛(ゆあ)の地元は、瀬戸内地方です。その親友、秋音(あきね)は大学受験で関東に行ったきり行方不明で、結愛は秋音を探すために、異能を隠して神格鑑定局に入ります。
物語は、過去を振り返りつつ、もう大人になった結愛の視線で進みます。
結愛の異能を愛する者、利用したい者。神格、異能持ち、普通の人間――様々な思惑が関わって、物語は思わぬ方向に動きます。
序盤も楽しいのですが、舞台が神無瀬市に移動すると、雪女が出てきたり、雷様が出てきたり、一気に『ジャパニーズ・ファンタジー』とでも言うべき雰囲気が濃くなり、コメディ色も濃くなり、ますます面白くなります。
賞の文字数の規定の関係で、一時的に更新はストップしていますが、先を楽しみにしています
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