例えば、不便が多く、外出を妨げ、多くの人の気分を沈ませる‟雨”。その雨を除けるための‟傘”。それらは時に、特に文学においては、比喩など何かの例えにも用いられます。
これは‟象徴”というお題に沿って書かれた作品のようです。象徴に使われるのが、雨と傘。象徴するのは、人生であり愛のようです。
台詞などを最小限に絞った、心情描写で押し切るスタイルは、おそらく自信がなければ出来ないと思いますが、かなりの筆力で引っ張ります。
書かれていないことは、読者に委ねる。これ、なかなか出来ないんだよなあ。でも、やってます。
描かれるストーリーは、決して甘いだけではない、青春と愛情の物語。長い雨の日に、ぜひどうぞ。