学校の歴史の授業で「三国志」の名前を聞いたことがある人は多いはず。
でも、「なんだか難しそう」「漢字や名前が多すぎて覚えられない」と思っていませんか? そんなイメージをガラリと変えてくれるのがこの作品です。
物語の始まりは、北宋の文人・蘇軾がかつての戦場・赤壁を訪れ、「あの時、曹操って何を考えていたんだろう?」と思いを馳せるシーンから。ここからすでに、ただの戦いの記録ではない「物語のロマン」があふれています。
描かれるのは、天下をとり合うすごい人たちの「かっこいい姿」だけではありません。
川釣りでくだらないことでムキになる少年時代の孫策と周瑜
部下にイジられて思わずクスッと笑ってしまう曹操
自分の作戦ミスを「まだまだだな…」と本気で後悔する姿
史書の教科書には絶対に載っていない、けれど確かにそこに生きていた人たちの「人間臭さ」や、仲間を本気で信頼する熱い絆(曹操と典韋、劉備と関羽・張飛のドラマなど)が、まるで目の前でドラマを見ているかのように生き生きと描かれています。
重厚な歴史の空気感がありながら、クスッと笑える日常のやり取りがたくさん詰まっていて、読書が苦手な人でも一気に引き込まれるはず。
「歴史のロマンに浸ってみたい」「カッコいいだけじゃない、人間味あふれるキャラクターたちの熱いドラマを楽しみたい!」そんな中高生に、ぜひ手に取ってほしい一冊です!