特に印象に残ったのは、アラタが「他人が望む自分」を演じ続けてきたことと、プロローグの英雄が「皆の理想」であろうとしたことが重なっているところです。そして異世界で、すべてを失ったアラタが「タブラ・ラーサ」のような状態から、もう一度生きる理由を探し始める展開がすごく良い。まだ「生きたい」と思えたわけじゃない。でも、ほんの少しだけ「知りたい」「やってみたい」という気持ちが芽生えた。その小さな変化が、とても印象に残りました。
主人公の仮面をかぶってアイドルをしている。という点が非常にリアルだと思いました。舞台の上では、常に仮面をかぶり続けて本当の自分を観客は誰も知らないで理想の王子様しか知らないというのは現実のアイドルにも似た境遇なのかな?と、思いました。自分も学校などだと、あまり人が信用できず素で話したり本心を言ったりすることが今だにありません、境遇は違うものでしょうが主人公の気持ちには共感することもできました。