人生は最高だった……、相棒はいなかった1話からタイトルをひっくり返すような内容で始まります。詩的でリズムの良い文章。どうなっていくのか楽しみです。
派手な出来事や劇的な展開に依る物語ではありません。しかし、どうしてか読み進めてしまいます。道で人とすれ違い、ふと振り返り「あの人はどこに行くのだろう?」と気にかかる。無論、声はかけず、後もつけない。でも、なんだか気になるな……。そんな「ちょっと引かれる後ろ髪」を手繰るような心地で主人公とその周りの人々の行く末を追いながら読める作品です。