『ある日、地球が眠りについた。』
そんな一文から始まる物語。
世界の終わりかとドキッとしました。
結論として、世界は終わらなかったけれど、眠った地球が見る「夢」が、現実のものとして怪異を起こすのです。
なんてそそられる現代ファンタジーの舞台!
そこで怪異に立ち向かうのが、元アクション俳優の主人公、黒瀬。
しかし、まるで子連れ狼のように、小学生の男の子(息子ではない)悠を現場にも連れて行って離さない彼には、ヒーローのように戦う理由も含めた秘密があって……。
最初は世界観に惹きつけられ、物語が進むにつれて、「夢」に翻弄される人々の苦悩や事情、悠少年のやるせない気持ちや立場に心揺らされます。
そして、主人公黒瀬が慕う先輩俳優、大河との関係や想いは、ブロマンス要素がたっぷり含まれていて……萌えます…!
疑似親子のような黒瀬と悠の、今後が非常に気になる本作は、MFブックス イケオジ小説コンテスト参加作品です。
ぜひ、イケオジ黒瀬を応援してください。
オススメ致します。
なんと突然、地球が眠ってしまいました!!!
えっ、どういうこと!?ってなりますよね。
それがこのお話の面白いところ。
地球が眠ると、夢を見ます。地球上のあらゆる存在は、地球の見る夢の中に放り出されるわけです。
これはわたしの好みなのですが、ガイア理論が大変大好物でして。
地球が眠ると言われて、大歓喜でした。
そして、主人公黒瀬。
元アクション俳優の彼は、彼の先輩大河の息子の悠を連れて〈夢殺し〉をしているのです。
なにそれ、カッコいい。
でも黒瀬の本当にカッコいいところは、〈夢殺し〉よりも、血のつながりはなくとも子の保護者であろうとしているところ。
そんな黒瀬に、悠もなんだかんだ言いつつ全幅の信頼を寄せている。
だめです、こういうのに弱いんです。
最終話のアクションも最高にカッコいいけど、悠の保護者としての思いのに、イケオジだなぁと目を細めていました。
ガイア理論、夢、擬似親子、異能、憧れ……好きなものハッピーセットみたいなお話でした!
ぜひご一読を。