WEBで小説を書くことに資格は必要ありません。
プロでもアマでも、年齢に関係なく「作品」を書いて読んでいただける。
その嬉しさは、私も書いてみるようになって知った喜びでした。
その一方で、苦しくもなる。
書きたい、書けない。書いたのに読んでもらえない気がする不安、葛藤……。
前置きが長くなりましたが、この作品は、そういった苦しみや葛藤に呑まれそうな心をそっとニュートラルに戻してくれる、そんな優しさと希望で包み込んでくれるようなお話です。
そして、読むことの楽しさ。
物語を読むということは、誰かの見ている世界を覗くことなのかもしれない。
その人が抱えている想いに触れることなのかもしれない。
だからこそ、たとえその物語が自分の心に深く食い込んだとしても、それでも「読みたい」と思ってしまう。
それはきっと、物語を愛するということなのだと思います。
「悠久の書館」という場所で登場人物たちが本を薦め合ったように、この作品を読んだ私自身も、また誰かに本を薦めたくなりました。