圧倒的な筆力で綴られた第一話。冷徹な世界観と、プロフェッショナルな戦闘描写が完璧に調和し、まるで上質なアクション映画を観ているかのような疾走感に満ちあふれています。
灰羽栞という主人公の人物像も秀逸です。武神と称される精鋭の戦士が、ただ任務に忠実に生きるその姿勢──そして「何のために、私は今を生きているのか」という唯一の迷い。その深さが、単なるアクション・ヒーローではなく、一人の人間として読者の心を掴みます。
ミサイル着弾から異世界転移へと繋がるダイナミックな展開も素晴らしい。ここからどのように彼女が歌姫の専属護衛へと至るのか──その道程への期待感で、自然と続きを読みたくなります。
今後の展開を心待ちにしています。