50年余り、時折思い出していた純粋な思いに、キチンとピリオドを付けようと、思い切って行動に出た主人公に、真の誠実さを感じた。思いを寄せていた人に対しても、妻に対してもである。 しかし、それが無惨にも一瞬にして砕け散ってしまった結末だったが、右手でスパッと水平に斬ったラストシーンはカッコ良く、スッキリと決まった。 居合、刀剣など専門的な難しい部分もあったが、ユーモアあり、涙あり、感動した作品だった。 情景を浮かべながら読み進めたので、テレビドラマ化されたら、是非、観てみたい作品である。