別れの余韻、残る温度、進めない心。それでも季節は巡り、再び隣に座る人が現れる──。失った恋と新しい恋の気配、生徒会で積み重ねた絆の記憶が丁寧に描かれ、読者の胸に静かに沁みていく。冒頭の三話を読んだだけでも、青春の揺らぎが美しく、切なく、温かく感じます。