ハイエルフの学園長ウィルが学園で起こる様々な事件を解決していく、というストーリーですが、根本には「ワシは昼寝をするんじゃ!邪魔するな!」という何とも怠惰なもの。
秘書アリシアに毎回促され(脅され?)ウィルは昼寝時間を確保するため学園内の事件解決へと向かいます。
八百年も生きているというウィルの魔法や鋭い洞察力は見事で、貫禄のあるその姿に水◯黄門を彷彿とさせます。
作中で描かれている魔法描写も、その情景が丸々映し出されているような美しさでこの作品の見所でもあります。
そんなウィルにも秘密があり、いつも側にいる秘書のアリシアもまた曲者で、この二人の掛け合いが大変面白く、この物語の魅力の一つでもあります。
どんな曲者なのかはぜひ読んで確かめて欲しいです。
「昼寝の為に悪は成敗!」という発想に脱帽、読後の爽快感がたまらない一作です。