好き、推す、愛する。
確かに私の心なのに、どうしてだろう、みんなと比べたら私の「好き」がちっぽけに思えて仕方ない。
時間は永遠じゃなくて、もちろん今はいつか終わって。じゃあ私の「好き」はどうなるの?
ただ自分の「好き」を「好き」で在りたいだけなのに、その思いがほんものである証明なんて、誰もしてくれないから。
不透明な時が、いつかその流れに任せて消し去ってしまうものかもしれないから。
これは、もどかしい心と劣等感を抱えたままに生きている、純情で等身な青臭さを綴ったお話……なのかもしれない。
たとえ肯定されなくても、自分が分からなくても、それでも、に気がつけたなら。
刹那的な幸福に不安になったとき、自分の好きを見失いかけたとき、そんなときは、このお話を手に取ってみては。