第三章 私はなぜニッチを狙うのか
私は最初からニッチを狙おうと思っていたわけではない。
ただ、自分の作品を見た時に思った。
これは万人向けではないな、と。
私が書いているのは、成立しない関係を扱った物語だ。
市場が求めるものとは少し方向が違う。
恋愛市場なら成立を求められる。
カップルになってほしい。
結ばれてほしい。
読者は、当然そういう期待を持つ。
でも私が書いているのは、その逆だった。
だから最初から、大きな市場で戦うのは難しいだろうと思っていた。
-SEOでも似たようなことをしていた-
SEOブログを書いていた頃も同じだった。
検索数の大きなキーワードは魅力的に見える。
しかしそこには巨大サイトがいる。
後発の個人ブログが真正面から戦って勝つのは難しい。
だから別の場所を探す。
検索数は少なくても、求めている人がいる場所。
競争が少ない場所。
小さな市場を見つけて、少しずつ陣地を広げていく。
私は創作でも似たような感覚を持っている。
-ニッチは需要がないわけではない-
ニッチという言葉は、時々ネガティブに扱われる。
読まれない。売れない。需要がない。
そんなイメージだ。
でも私は少し違うと思っている。
需要がないのではない。
需要が少ないだけだ。
そして需要が少ない市場には、競争が少ないという特徴もある。
だから私は、ニッチそのものを悪いことだとは思っていない。
【観測メモ】
ニッチとは、狭く深く刺さる場所を見つけること。
競争ではなく「誰に届けるか」を考える。
(続きはKindle版に収録予定です)
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