こんばんは、マーティンです。今回も私のモットーは「第一印象」、つまり最初の3章をもとにした正直なレビューです。今回は、あるミステリーホラー作品が、読む手を止められなくさせて、同時にずっと問い続けさせる物語でした。
第1章から、このお話の最大の強みがすぐに見えてきます。それは、普通の感覚ではとらえられないものから謎を築き上げていく力です。突然死の直前に現れる低周波18.3Hzは、ただの物理現象じゃないんです。音としてではなく、胸を締め付けるような圧迫感、後頭部の震え、脈打つ測定器の画面として描かれているので、読んでいる感覚そのものがすごく刺激される。まさに「見せる」手法(ショー・ドント・テル)のお手本みたいな書き方でした。まるで自分が現場に立って、空気の湿り気や重苦しい静けさをじかに感じているようでした。
私が読むのをやめられなかったのは、この物語が問いを投げかけてくるやり方のせいです。普通、ミステリーって死体から始まって「犯人は誰か?」ってなっていくけど、この作品はそれをひっくり返してきます。第1章では、人が死ぬ前にまず周波数が現れる。そうすると頭に浮かぶのは、「何が起きているんだ?」とか「この周波数はいったい何を望んでいるんだ?」っていう疑問なんです。
最初のうちは、かなりとっぴな仮説も考えましたよ。宇宙人の可能性まで(どうか私の推理力は笑わないでくださいね😭)。でも、かなり早い段階でばらまかれている小さな手がかり――現場で見つかった「これ以上の対応は不要」と書き込まれた騒音相談フォームなど――によって、少しずつ、もっと身近で、でももっとおそろしい謎へと導かれていくんです。つまり、社会的な無視……。だって考えてみてください。社会的に無視されるって、その瞬間に自分の存在が終わってしまうような感覚ですよね。
これは単なる超自然ホラーじゃないんです。あるコミュニティが、音もなく誰かを見殺しにして、その人が壊れてしまうまで放っておくことへの恐怖なんです。もしこの方向性なら、これはとても賢い社会派ホラーで、私はすごく気に入っているし、個人的にも思うところがあるテーマです。
感覚に訴える語り口はとても強いんですが、読書体験をちょっとだけ邪魔してしまう、一貫した弱点もあります。実はすごく些細なことで、たぶん作者さんは物語を簡潔に、濃く、スピーディに書こうとしているのかもしれません。それでも気になったのは、場面転換です。このお話は、ひとつの章の中で、実験室から図書館、そして古いアパートへと、明確なつなぎの文がないまま移動していきます。そのせいで、主人公の三上について行っている読者として、いま自分はどこにいるのか、どうやってそこにたどり着いたのかをよく見失ってしまいました。緊張が高まっている場面だからこそ、橋渡しの短い文を1、2文入れるだけで、没入感を保つのにすごく効くと思います。
主人公の三上直哉について言うと、今のところ彼は捜査の「乗り物」として機能しているな、というのは認めます。お話の焦点は完全に謎そのものにあって、それは正当な語りの選択だし、むしろ私はそれを支持しています。でも、読者っていうのはそれでも、彼の内面にほんの少しだけ触れてみたくなるものです。それは謎から気をそらすためじゃなくて、むしろ謎を強くするため。同じ街の住人として、あるいはもしかすると「忘れてしまった」側のコミュニティの一員として、彼が個人的にどう感じているのか。そのほんの小さなタッチがあるだけで、読者はもっと物語に結びつけられて、謎がもっとパーソナルに感じられるはずです。
とはいえ、このお話の可能性はものすごく大きいです。序盤から植え付けられた社会派テーマの種が、うまく育てられれば、最後までずっと力強く脈打ち続ける心臓部になりえます。タイトでスピーディなテンポと、あの強い感覚的な体験の組み合わせは、なかなかないものです。私はこの謎をこれからも追い続けて、最後には「やっとだ!」って大満足で叫べる日を期待しています。
私の長ったらしいおしゃべりを読んでくださってありがとうございます(😔)。またお会いしましょう!