人間だから。魔物だから。
そんな理由だけで分かり合えないなんて、悲しすぎる……。
主人公のセルムは、世界を救った英雄の恋人。
ある出来事をきっかけに日常を失い、人と魔物の間にある大きな壁と向き合うことになります。
でも、この物語はずっと重いわけではありません。
ちょっとうっかりでお人好しなセルムに、旅先で出会う個性的な面々。
笑ったり、喧嘩したり、一緒にご飯を食べたりと、道中は意外と賑やかです。
そんな温かな時間があるからこそ、「人間だから」「魔物だから」と拒絶される現実がより切なく感じられます。
怖くても、傷ついても、それでも目の前の誰かを助けたい!
人と魔物は、本当に分かり合えるのか。
その答えを探して歩き続ける、切なくも温かな異種族ファンタジーです。