脚本という読み慣れない形式でしたが、小説としても問題なく面白く読めましたし、漫画としても容易にコマを思い浮かべることができて楽しかったです。
おどろおどろしい導入、からの清子の様子にふき出してしまいました。良い意味で期待を裏切られました。物語の中では「こうなるだろう」という流れをヒョイッとかわすような展開も多く盛り込まれていて、楽しくストーリーを追いかけることができましたし、そこからキャラクター達の個性を感じることもできました。
二人のキャラは可愛かったです! 運命に挑む強さをもつ清子に、すぐ照れちゃう芙慈。応援したくなりました。バトルシーンでの二人の息の合ったバディ感も読んでいて爽快でした。
漫画原作ということで、文章ではなく、視覚的な演出で説明や伏線を効果的に行っているのが印象的でした。セリフの長さも、漫画であることを意識しているんだろうなと思いました。
脚本内の描写は、すべて必要性をもって構成されたものであり、今後の展開の準備にもなっているのだろうなと思います。
十二司がいるので、二人は少なくとも十二のキャラと対峙することになるでしょう。そのキャラ付けによっていろんなドラマが生まれるはず、と思います。他にも、禍子や清子自身の謎に迫ったり、禁足地の存在、二人の関係……シリアス、ほのぼの、バトル、といくらでも物語が広がっていきそうで期待が膨らみます。そのテイストや深みによって、話数を重ねるほどに、この作品ならではの独自性が強くなっていくのかなと思います。
よい第一巻でした!
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