死というものは高く積み上げた奴にとっては絶望だが、更地に寝そべる奴にとっては大した意味はない。
だから、元から何もなかった俺が、末期がんで余命宣告を受けたところで、そこまで大きなショックはなかった。
自分にも他人にも意味が持てない、むしろ「意味なんてクソったれ」と感じる俺は、とあるスレッドに犯罪予告を書き込む。
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退廃的というか、虚無的な流れのまま進んでいく物語は、ドラマというものに対するアンチを感じた。
現代において、あらゆるイベントはドラマになり、コンテンツとなる。拡散され、好き勝手に加工され、実物と乖離したイメージ上の存在になる。
無敵であっても痛みは残る。
我を張る彼に愚かさを覚えるか、痛々しさを感じるかは読む人次第だろう。