人間の脳って、本当に不思議ですよね。
一つ一つのシナプスが、まるで一つの銀河系のようです。
では、どうすれば一瞬で別の銀河系へ渡れるのでしょうか?
まばたきを一つ。
まぶたが擦れ合う、その一瞬に生じたエネルギーだけで想像力は起動し、一つの宇宙が誕生し、そして終焉する。
……え?
エネルギー保存則?
突然生まれて、突然消えたんだから、差し引きゼロ。
そういうことでいいですよね?
気づくより先に、もう宇宙は跡形もなく消えている。
あとからゆっくり思い返してみると、さっき何かあったような気がする。
ありましたよね?
……ありましたっけ?
ところで、何の話でしたっけ?
ああ、そうだ!
「浮気している」と「浮気していない」の重ね合わせ状態でしたね?
浮気の証拠を掴んだのに、信じない。
浮気の証拠は掴めなかったのに、浮気していると信じる。
本当に急用ができたのだと信じる。
本当は急用なんてないのだと疑う。
もう観測者による干渉は始まってしまっています。
結果がどうであれ、その過程を楽しむのか。
それとも、さっさと終わらせてしまうのか。
やっぱりひとまず、プリンの甘さでオーバーヒートした思考を上書きするのは、とても有効ですね。