話の展開はゆっくりなものの、その代わりに得られるのは丁寧な世界観描写。作者の脳内には、この完成された世界が存在するのだろう。薬師の目を通して眺める、ゆったり世界を愉しむ物語。だが、それだけでは終わらない。この世界で暴れるのは、明らかに常軌を逸した天才少女剣士。彼女のフリーダムさが丁寧な描写だけでない、この作品をエンタメへと繰り上げている。剣士という縦糸と、薬師という横糸で織り交ぜられた、壮大なタペストリー。まだ一章しか読めてないですが、続きに期待。
壮大な迷宮世界の設定と商人たちの生々しいやり取りが面白く、クルミを両断する場面で少女の異常な強さを鮮烈に印象づけていました。
重厚な世界観で描かれる、緊迫のストーリー……と思いきや、崖から飛び降りた「帝国の最高機密」の正体は、燭台片手に林檎をかじる、愛すべき暴走天才少女だった!?シリアスとコミカルの黄金比が絶妙な、ファンタジー活劇開幕!って感じでしょうか。1話10,000文字は大変でしたが、面白い。