ギロチン回避のためという以上に、世の中に貢献していく。時代背景や技術力も考えて、このタイミングで適切な手を打っていく主人公の要領の良さが小気味いいです。まだまだ序盤ですが、これからどうなっていくか楽しみな作品に出会えました!
悲劇の王妃マリー・アントワネットの「悪女という虚像」にしっかりと言及しつつ、本人は「ギロチンだけは勘弁!」とメタ視点全開で奮闘するギャップがとてもコミカルで愛らしいです。深刻な歴史の闇をバックボーンに置きながらも、主人公のポジティブな語り口のおかげで、非常にテンポよく軽快に読ませてくれる物語になっています。 「成り代わり」から始まる、13歳の生存戦略流行病からの記憶喪失という定番の言い訳を盾にしつつ、しっかりとハプスブルク家での現在の立場を把握している冷静さが頼もしいです