雨上がりの国道と古びたラーメン屋を舞台に、疲れた男の心がわずかにほどけていく瞬間を丁寧に描いた作品です。誰にも褒められない日々を生き抜く姿が静かなブルースのように響き、読後に温かな余韻が残ります。
汚れた作業着に、よそがれた一杯のラーメン。あとはバカみたいに元気なラジオの音でもあればより、田島のブルースはよく響いてくるだろう。おっちゃんお疲れ様、私は声をかけたくなった。