「対艦番長」の覚醒:あのF-2戦闘機が、いつの間にか空戦 最強レベルになっていた話
ミリタリーファンの間で「平成の零戦」とも呼ばれる、
航空自衛隊の戦闘機「F-2」。ひと昔前なら、F-2といえば
「地を這うように低空を飛び、敵の戦闘艦を絶対に沈めるプロ(通称:対艦番長)」というイメージが鉄板でした。
しかし今、このF-2の「対空戦闘能力(空中戦の強さ)」が、
10年前とは文字通り桁違いに進化しているのをご存知でしょうか。
かつての弱点を完全に克服し、バケモノ級のマルチロール(多用途)機へと
覚醒したその裏側を、サクッと紐解きます。
■ 10年前の弱点:「撃ったら逃げられない」もどかしさ
10年前までのF-2は、ぶっちゃけ空中戦においては「一世代前」の戦い方を
強いられていました。
昔の古いミサイルは、発射してから敵に命中するまでの間、
F-2自身がレーダーで敵を照らし続けなければならないという
ルールがあったのです。つまり、ミサイルが当たるまで敵に向かって
真っ直ぐ飛び続けなければならず、その間に相手からも撃たれるという、
非常にハイリスクな空中戦を強いられていました。
■ 覚醒の理由①:世界に誇る「超高性能な目(レーダー)」
そんなF-2が、この10年ほどの間に劇的なアップデートを遂げました。
まず、機体の「目」であるレーダーが最新型(J/APG-2)へと進化。これにより、
はるか遠くの空を飛ぶ複数の敵機を、これまで以上の精度でハッキリと
同時に捉えられるようになりました。
■ 覚醒の理由②:最強の飛び道具「撃ちっぱなしミサイル」
そして決定打が、国産の新型ミサイル(AAM-4B)の
運用能力を手に入れたことです。
このミサイル、なんと自分自身に高性能なレーダーが内蔵されています。
おかげで、F-2は敵をロックオンして引き金を引いた瞬間、「あとはよろしく!」
と反転してその場から全力離脱できる(撃ちっぱなしができる)ようになりました。
■ 結論:現代の空戦スタイル「一網打尽にしてサッと消える」
「良くなった目」と「賢くなったミサイル」が合体したことで、
現在のF-2は以下のような神業が可能になっています。
視界の外から、近づかれる前に複数の敵を同時にロックオン。
ボタン一つでそれぞれの敵にミサイルを一斉発射。
自機は反撃を受ける前に、さっさと安全圏へ離脱。
これぞ現代の空中戦の理想形です。
最新鋭のステルス機(F-35)ともデータで連携できるようになり、
「船を沈めるプロ」から「空も完全に支配できる万能ファイター」へと
生まれ変わったF-2。日本の空の守りとして、
今これほど頼もしい存在はありません。
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