その気持ちに名前はつけられないけど、「大切で命をかけて守りたい」と思う相手がいる。
二人の関係は、兄弟でもあり主従でもあり、それ以上の何かにも見える。そのすべての関係が贅沢に味わえるBL長編が、こちら「兄やめ」です。
攻め 騎士であり兄、真摯で誠実、そして堅物
受け 王位継承者であり弟、可愛く強気、芯は純粋
魅力① 語り口がライトで胸キュン満載
主人公たちのコミカルなやりとりが、時に可愛く時に一途で、一話一話に「てえてえ」とは正にこれか、と悶えてしまう。
特に第一話の
「……もう、兄と呼ぶのはおやめください、陛下」
「……は? 嫌だけど?」
兄の、十五年の悲願をかけた台詞を一瞬で却下する弟という場面。本作を代表する、読み手を刺しまくったであろう名台詞です!
魅力② 亡国再興をベースにした少女漫画的ロマンチック
物語には、しっかりしたグランドストーリーがあります。
星のような銀粉が散る「星晶石」というオリジナルアイテム。シンボルカラーのロイヤルブルーの国旗には、羅針盤を模した金色の幸運星と七つ星。
そんなロマンチック溢れる世界観が、兄の生真面目さや弟の美しさを際立たせています。
魅力③ フェティッシュを刺激する要素も満載
親世代、同級生組、黒手袋。
それだけで一大カテゴリーとなる癖を完全網羅!
特に黒手袋の仕事ぶりはたまらないものがあります。
騎士が手袋を脱いだ時はこうして欲しいと、普段「レイ兄」と兄を呼ぶ弟が、珍しく兄を「お前」と言ってする約束が…… あああ、これ以上は言えない…!
赤ちゃんという、小さな命の尊さに涙した少年から始まった二人が、やがて青年と青年になっていく。
その長い時間の中で育まれた「あなたしかいない」という関係を、ぜひご堪能ください。
そもそも、私はBLというジャンルが侮られがちだと思っているんですが、それは置いておいて。
亡国の主従という一見硬派な設定の中にありながら、繊細な恋の攻防戦。恋、なのかな。
王子であるユーリを守るため、幼いレインは兄の役割を仰せつかる。国を落ち延び、隠里に住まい、お互いがお互いに離れがたい存在になるのは必至なわけで…。
レインももちろんですが、まだ少年であるユーリには亡国の王としての再興のプレッシャーが重くのしかかっていることと思います。それが、彼にとって「いつか」の現実味を帯びていないとしても。
その不安の拠り所ともなっているレイン。そりゃ、わがままも言っちゃうよねぇ。
堅物レインは自分の気持ちを直視できずに、立場的に距離を置こうとしたり。でも強い執着はバレバレで…。脇役のヴァレンやノアさんなども、いい味出してます。
焦れキュン主従に幸あれ!
素晴らしいレビュー&感想が沢山あるので、
私がグッと惹かれたところを中心に。
まず、亡国再興という設定がグッと来ます。
今は亡き王国。もう、そのコンセプトだけでロマンが広がります。
しかも、想像の数倍世界観が作り込まれている。
ファンタジー作品として面白いという土台の盤石さがまず素晴らしいです。
そして、その上に重なる2人の物語が、兄弟モノの良さあり、主従モノの葛藤ありで、毎話ハラハラわくわくドキドキ胸を高鳴らせてくれます。
本当に尊いです。
サブキャラクター達が魅力的で、会話が面白いのも、この作品を際立たせているポイントだと思っています!もっと見たいです!ぜひスピンオフを(笑)
読めばきっと好きになる。そんなお話だと思っております✨
亡国の危機を乗り越えるため、先王の命で「王子の兄」として生きることになった騎士の息子レイン。そして、彼に大切に育てられた美貌の王子ユーリ。
十五年の潜伏期間を経て国を再興する時、レインは忠義のために「兄をやめる」と宣言しますが、物語はここからさらに甘く、そして焦れったく動き始めます。
本作の魅力は、義兄弟であり主従でもある二人の、尊い攻防です。
真面目で堅物なレインがなんとか一線を引こうとする一方で、立派な青年に成長したユーリはそれを許しません。
「キスして」と真っ直ぐにおねだりしたり、あの手この手で距離を詰めたりと、美しい王であるユーリのほうからグイグイと迫っていく姿がとても愛らしいのです。
恋を知らない二人が、無自覚な執着と感情をぶつけ合う様は、BL初心者でも男性でも、応援したくなります。
隠れ里での日常の中で繰り広げられる二人のやり取りには思わず口角が上がってしまいます。ユーリの積極的なアプローチにタジタジになりながらも、彼を誰よりも大切に想い、守り抜こうとするレインの深い愛情には胸が締め付けられます。
重厚なファンタジーの世界観を作者様の卓越した描写力で描き、主従の枠を超える二人の甘い関係性を絶妙なバランスで見せてくれる本作。
切なくも尊み全開の物語を味わいたい方に勧めたい傑作です。
単純に以前から作家様推しもありますが、ほぼ毎日楽しく拝読しております。
BLと聞くと半数以上の人が回れ右をすることが多いのですが、こちらの作品はBLというよりもブロマンス要素が非常に強く、世界観とひとつひとつの言葉選びが美しく表現されております。
作者様の手腕が本当に光る!!ジレジレむずきゅんを丁寧に表現されているので、この二人の尊さをずっと応援したくなる作品です。BL読んだことのない方に特にお勧めしたい!!
とある一国の王子と騎士。
この設定だけでも非常においしいのですが、そこはじれじれむずきゅん♡必死の堅物騎士と王様になることを将来的に望まれている王子様との攻防戦が話を進むごとに激しく繰り広げられます。
そしてユーリくんの可愛いこと可愛いこと…!!
ただ可愛いだけではなく、人を惹きつける魅力が全部詰まっております。(これがいずれ王様になる素質というものだと思います。ただのわがままっこではなく、作中の中でユーリが見せるちょっとした仕草にあらわれております)
そして堅物騎士のレイン様。こちらもいつまで王様にこだわってるのよ、もっとユーリの気持ちを察してあげてえ!と画面の前でいつも悶絶することになるのです。
彼のイケメンに毎度血圧をあげているのですが、おすすめは画像を一緒に拝見することです。挿絵も込みでの美しい作品です。個人的にユーリママとレインくんのやりとりシーンがツボりましてBLだからなあ…ではなく、ひとつの美しいファンタジー作品として沢山の人に触れてもらいもっとユーリの魅力がいっぱい広まるといいなあと思います。
情景模写が非常に繊細で、二人の掛け合いと登場人物とのシーンで、挿絵もノートに出してくださってますが、アニメーションのようにふっと浮かび上がるシーンが多々みられます。
それが電車の中でも「ぐふふ…」と読める文章量に落とし込んでくださっているので、どのタイミングでも楽しめます。
※ただし、二人の関係性にニヤニヤするのでマスクを着用してひと様の前で閲覧することを推奨致します♪
あなたもぜひ二人の関係性の変化と美しい恋の行方を追いかけてみませんか。
男女関係なくおすすめです。