※『第一章 抜け忍、高校に入学する』
「第七話 身体測定・体力測定④⇒そして早速キャラ設定変更」
までのレビューです。
何もない離島で育った真面目な元忍者の主人公が、憧れの「普通の高校生活」を目指して奮闘する姿が最高にコミカルで魅力的です!
初日にあっさり正体がバレてしまう展開のテンポの良さや、相棒となるヒロとの絶妙な掛け合いが読んでいて思わずクスッと笑わせてくれます☆
身体測定のシーンなど、常人離れした能力を「古武術」の設定で必死にごまかしていくハラハラ感もたまりません…
個性豊かな友人たちとの温かいやり取りを通じて、少しずつ居場所を見つけていく姿は応援したくなりますね!
日常に潜む非日常と、等身大の青春が詰まったおすすめの作品です!
抜け忍と言うと、逃げ出した忍者の里から常に刺客を送られ、片時も心休まる事が無い……そんなイメージを抱きますが、本作の抜け忍こと古賀 竜心氏は、優秀な成績を修めた上で、里側の『抜け忍』制度を利用した、いわば公認の抜け忍である様子。
『どうしても抜けたいならいいよ』位の緩さの方が、忍者の里側も上手く回りそうですので、斬新かつ現代的な設定だと思います。
そんな竜心氏は年齢相応に憧れであった普通の高校に通う訳ですが、一先ずは良き友人に囲まれ、順調な高校生活をスタートさせます。
しかしそこはやっぱり忍者と言う事で、高すぎる身体能力が露見しないようにセーブしつつ、やっぱり他生徒を圧倒してしまったりと、お待ちかねの展開も待っています。
とは言え、そんな優しい世界も永遠に続く訳では無いようで、竜心をして過去からの刺客とは対面せざるを得ない様子……!?
日常×王道硬派のドタバタ忍者活劇、ここに見参!!
離れ島で忍者として育った竜心が、憧れの“街での普通の生活”を目指して島を出る。
だが、彼の前に立ちはだかるのは魔物でも敵忍者でもなく――
「普通」「常識」という、現代社会最大の難敵だった。
挨拶のタイミング、買い物の仕方、公共マナー、すべてが初見で、すべてが試練。
真面目なのにどこか抜けている竜心の奮闘は、読者の“あるある”と忍者的ズレが絶妙に噛み合って笑いを誘う。
そんな竜心を見守る街の人々も魅力で、彼の不器用さに振り回されながらも、少しずつ絆が生まれていく温かさが心地よい。
忍者が現代で“普通に暮らす”だけでこんなに大変で、こんなに面白い。
ドタバタと優しさが同居する、現代忍者コメディ。
忍者の島を出て、「普通の高校生」として新しい生活を始めようとする竜心。入学式の日に早く来すぎて周囲から浮いてしまったり、浩信に不審者扱いされて落ち込んだりと、忍者なのに学校生活には妙に不慣れなところが面白かったです。
そして子どもの風船を取ろうとして、つい人間離れした身体能力を使ってしまい、あっさり正体がバレる流れも笑えました。「実は俺……忍者なんだ」と告白するまでが早い(笑)。
閉ざされた忍者の島を離れ、普通の青春に憧れてやって来た竜心が、これからどこまで「普通」の高校生活を送れるのか。忍者と学園コメディの組み合わせが好きな方におすすめ!
本作は特殊技能を持った少年が、「普通の高校生活」という最難関任務に潜入する。
竜心は強すぎる。強さは、日常ではすぐ異物になる。敵を倒す力より、力を使わずに済ませる判断の方が難しい。
彼は必殺技ではなく、交戦規定を必要としていた。
どこまで動けば普通か。どこから先がバレるか。そこで浩信という現地協力者がとても効いている。
竜心は超高性能だが扱いの難しい未上場銘柄ともいえる。
伸びしろは大きい。
けれど常識の欠損リスクも大きい。だから浩信の距離感がうまい。
物語の転換として豚に突き刺さったのは、竜心が正体バレの危険を承知で先生を助けるところだ。普通になりたいから見捨てるのではなく、普通を好きになったから守る。
生きて次があること、友が行動で示されること、何気ない日常が輝いて見える瞬間。
その全部が、この抜け忍の不器用な一歩に重っていた。
離れ島で育った本物の忍者・竜心が、憧れの「普通の高校生活」を送ろうと現代の街に出てくる——という設定の明快さがまず気持ちいい。異世界でも転生でもなく、現代日本に忍者がいる、ただそれだけだ。
入学式の朝6時半に一人で校門の前に立って感慨に耽る竜心の真面目さと、それが周囲から「不審人物っぽい」と見られてしまう微妙なズレが、すでに第一話から笑える。生徒会長に気を遣って声をかけてもらい、内心「悪目立ちしてしまったかも……」とトホホになる竜心は、強くて純粋でちょっと抜けていて、非常に愛嬌がある。
タイトルにある「⇒そしてあっさりバレる」「⇒そしてなぜかウケる」という副題が各話についているのもリズムよく、読む前から次が気になる仕掛けになっている。
「大力(嘘)」と同じ作者だが、こちらは経営学もチートも関係なく、ただ純粋に笑えるコメディとして成立していて、作風の幅広さが伝わる。現在7話と短いが、毎日更新中なので今後も期待できる。肩の力を抜いて読める一作。