Amazonでブックレビューを探す時は、★3つ以下から読む。
目当ての本が面白くない、ことを確かめたいのではない。
この本は面白くない、ということを書いているレビューこそが面白いのだ。
この小説面白いよ! と書くのは簡単だ。
★をつけるのも♥をつけるのも一瞬でできる。それこそ読んでいなくても。
こんな世の中だから。
反対に、面白くねーよ、と書くのは勇気がいる。
もちろん書いてもいいのだが、そのままだと単なるdisりになるし、書き手の品性を疑われかねない。
それに、悪印象ほど他人に吐露したいというのもあり、「どこがどう面白くなかったのか」を懇切丁寧に書き記すことになる。
「読み手が何を面白いと思ったのか」は時に本人にもわからないが、「読み手がどこをダメだと思ったのか」は、同じ轍を踏まないためのいい反面教師になる。
優れたものを書くより、ダメなものを書かないでいる、の方がまだ楽なのだ。
しかし安心してほしい。
この書き手は面白くないものを面白くないという時に毒を吐くタイプの書き手ではない。
むしろ、全面気遣いに溢れている。
当たっても痛くない。…まあ、思い当たる節がバリバリあるという人は多少痛いでしょうけど。
面白い小説を探すのと同じくらい、面白くて信頼できるレビュアーを見つけるのは大変なのだ。
書評の元になった小説を読むのもいいが、レビューを読んでほしい。面白いから。