その山小屋には「出る」という。まだ小屋番がおかれていた頃、心を病んだ小屋番が命を絶ち、その亡霊に見込まれた客は、次の「小屋番」にされて新たなる犠牲者を待つのだと。その話を聞かされていた語り手が山小屋の戸を開けると、そこには一人の人物がいた……。巧みにどんでん返しを見せてくれる掌編。
雪山での避難小屋。噂を聞きつつも、泊まる男。そこには先客がいた。登山をするので思うのですが、リアリティがあります。ソロで山中の小屋に泊まることもあり、こういうことあって欲しくない!と現実的な怖さがありました。