自分も学生の頃はブラックコーヒーが苦手だった、早く大人になりたくて格好つけたくてブラックコーヒーを飲んだこともあった。
子供の舌は敏感で強い辛味や苦みに強く反応するという。大人になりブラックコーヒーを自然と飲めるようになり、次々と変わりゆく情報や状況の下、色々な事に鈍感になっていく、そういう時にこの作品を読むと色々な事に敏感だったあの頃を思い出す事ができる。自分はそういう作品だと思いました。
今になって思い出すと自分にとってはブラックコーヒーは失恋の味、初恋の4つ年上の家庭教師がブラックコーヒーが好きだったから。お別れの時は悲しかったが今となっては懐かしい青春の一コマ、この作品を読み、ブラックコーヒーを飲みつつ久しぶりにあの頃を思い出した。
きっと若いころの自分が読んだら違う感想になるだろうとも思う。