過去の体験談をエッセイとして語っていらっしゃる?
と、錯覚するほど真に迫る現実感のあるお話でした
戦争の残酷さ、それは砲弾飛び交う戦地だけにあるものでは決してありません
今も昔もそこは変わらない、変わらないのです
銃後にこそ悲惨な話はある
戦争の話を聞くこともなくなった子たちにも知ってほしいです
戦争の苦しみ、恐怖はその後ろにこそあるのです
生き残った者がいる
だから、今も歴史がつむがれる
それは大きなことではなく、だれしもの家族のことです
おじいさん、おばあさん、あるいはひいおじいさん、ひいおばあさん、さらにひいひい……
生き残ってあなたが生まれた
明日はないかもしれない、明日に希望が持てない戦争を生き抜くこと、それは奇跡の確立を数えるようなものです
命をつむぎ、あの頃出来なかったことが平和な世の中で出来る
一人ひとりの願いは、ほんの小さな幸せ
今一度、今だからこそ、平和の意味を強くかみしめたくなる、そんな一作でした