古くから語り継がれる救世者と魔王の物語。
そして、その運命の先で生まれた親子三代の物語。
特に印象に残ったのが、幼いリュカと父セフィアンの旅です。
母を恋しく思いながらも「へいき」と言おうとするリュカと、そんな息子を支えながら荒野を進む父。派手な冒険だけではなく、家族の想いや失われた故郷への郷愁が丁寧に描かれていて、物語にじわじわ引き込まれます。
そして旅の途中では、エルフや魔物、妖精、魔女などファンタジーらしい存在も登場し、世界が少しずつ広がっていくのも楽しみなところ。
「運命の花嫁たち」というタイトルが、これから親子三代の物語にどう繋がっていくのか。
勇者と魔王、巫女、そして受け継がれていく運命が、どんな形で交差していくのか。