「今年の夏までに彼女をつくる」と宣言した主人公が、朝倉陽菜→末永乃愛→暮林茉莉花→八神桜子と、ヒロインごとに章を分けてオムニバス形式で進む構成が新鮮です。
4人のヒロインそれぞれに異なる距離感と事情があり、各章3話でコンパクトにまとまっているため、テンポよく読み進められます。そして最後の「桜子」章で、冒頭から隣にいた従兄妹がどう映るかが、物語全体の答えになっている構造が心地よい。
ミステリー研究部シリーズとはまた違う、三竹和沙さんのラブコメの顔がここにあります。完結済み・全13話、読み始めたらエピローグまで一気です。